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美容外科フォレストクリニック院長による美容整形情報や美容外科医が感じていることに関するコラム集。
これから手術が始まりますよ!って時なんですが、手術を開始するための準備が完了すると、スタッフが院長室に『準備ができましたので、お願いします!』と呼びに来てくれるんですね。手術といっても色々な種類の治療があり、10分以内に終わる手術もあれば、数時間を要する手術もあるんですが、患者さんにとっては手術の大小にかかわらず、不安や緊張、期待など様々な思いがあるでしょうし、僕たちとしてはしっかり頑張って結果を出して、最終的に患者さんに喜んでもらうことが目的なんです。
そういう時に必要なのは、正しい知識と技術を駆使してきちんとやるんだという気持ちは当たり前なんですけど、毎日やってる仕事だからいつも通りにやればいいっていうのではなくて、絶対にうまくいかせるんだ!っていう気合いが必要なんです(笑)
そして、その気合いはどうやって産み出すんですか?っていうと、僕はいつも母のことを考えるんです。僕の母は7年前に亡くなったのですが、7年前というと、僕は美容外科医として2,3年のキャリアで、一通りの仕事はある程度覚えさせてもらったかなという感じで、“難しいケースでなければ、普通に手術ができる”という程度でした。それなのに、僕としてはほとんどの手術を手がけさせてもらえるようになっていたことから、美容外科医として十分な力が自分に携わっているような気分になってしまっていて、『僕ならどんな手術だってうまくやってみせられる』と勘違いしていた時期でもありました。当時の僕は大手のクリニックでお世話になっていた勤務医で週休2日のお休みもあり、母が生きている時は年に1回くらいは京都の実家に帰省していました。帰省したある時、母から『あなたがそんなにすごいお医者さんになってるのは嬉しいけれど、すごいと思ってくれるのが患者さんだといいね』と言われたことがあったのです。当時はその意味が理解できず、母は医師ではないし、僕たちの業界のことについては素人なのだから、素直に評価できないのは仕方のないことだと、これまた勘違いをしている自分にも気づくことができませんでした(笑)。
その後、勤務の中で自信を持てたこともありましたが、痛い目に遭ったことも経験して、僕はまだまだ勉強が足りないと自覚するようになりました。その頃には母は亡くなっていたのですが、多くの経験の中で母の言っていたことが理解できるようになっていました。今は、勤務医ではなくて、自分の作ったクリニックで、『フォレストクリニック』に来てくれた患者さんと毎日接しています。これから手術が始まるって時は、『お母さん、見ていてくださいよ。ちゃんといい仕事をしてみせますから、見守っていてください。では、頑張ってきます!』と心の中で言ってから院長室を出て手術室へ向かいます。すでにクリニックで治療を受けてくださった患者さんにはそのように映らないかもしれませんが(笑)、それはもう、すごい気合いでして(笑)、『俺に任せとけ!!』状態です(笑)。僕は普段、“俺”って絶対に言わないんですけどね・・・。
気合いを入れるときは、母に手術を成功させてもらおうとか、母にお願いしたからきっと手術がうまくいくとか、そういうことはまったく考えません。母は美容外科の神様ではありませんし(笑)、僕のお母さんってだけですから。誰かに助けてもらえるなんてことは絶対になくて、僕とスタッフでできる限りのことをやるしかないんですから、うまくいきますように!とか拝んでもうまくいくものではありません。自分たちでなんとかするしかないのです。よって、『見守っていてください。僕らの働きぶりを見ていてください』としか、言いようがないんですよね。
不思議なもので、決意というんでしょうか、頑張るぞ!って決めると、力がみなぎってくるというか、いくら頑張っても疲れない力が湧いてきます。今日も、『では、行ってきます!』と気合を入れて頑張っています。