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美容外科フォレストクリニック院長による美容整形情報や美容外科医が感じていることに関するコラム集。
大宮のクリニック周辺には美容室がたくさんありまして、これほど多くの美容室があってそれぞれの店舗は経営が成り立っているのかな?と思うほどなんです。(笑)
クリニックの業務が終わり、ガラス張りの美容室の前を通ると、営業時間はすでに過ぎているのに、店内は営業時間帯ほどの明るさはありませんがまだ明かりがついていて、若い美容師さんがカツラ付のマネキンをモデルにしてカットの練習をされている風景を見かけることがあります。髪質や髪の生え方、頭の形には個人差があるんでしょうから、本当はマネキンではなく、たくさんの人に協力してもらってトレーニングしたほうがいいんでしょうが、料金を払ってくれるお客さんに自分の技術を向上させるための練習台になってもらうことなんてできるわけがありませんし、たとえ無料もしくは低料金であったとしても未熟な技術者にカットしてもらっても良いという奇特な方はなかなかいないと思いますので、自分の技術がお客さんから料金を頂けるレベルに達するまではマネキンを使って夜遅くまでトレーニングをされているんだと思うんですね。僕は美容師さんの業界のことはまったくわかりませんが、きっと夜遅くまで頑張って練習しても残業代がもらえるということはないと思うんです。むしろ、マネキン代などは自分で負担されているんでしょうし、新人のうちは給料も決してよくないでしょうから、マネキン代が大きな負担になっていることだってあると思うんですよね。なのにどうしてそこまで頑張るのですか?っていうと、その仕事が『好きだから』だと思うのです。
僕は毎月1回行きつけの美容室に行って散髪をしてもらっていますが、カット前にシャンプーをしてくれるスタッフさんの指を見ると、どの人の指先にもひび割れがあって痛そうなんです。手荒れ防止のクリームを使っていても、毎日何人ものお客さんのシャンプーを繰り返すことで手荒れがひどくなるのでしょうし、シャンプーをしている時にお客さんの髪が指のひび割れの部分に入ってしまったりするとすごく痛いはずなんですが、担当してくれているスタッフさんは途中で作業を中断することなく笑顔で接客をしてくれています。カットをしたいから美容師になったのに、毎日シャンプーばかり担当するなんてやってられない!って言わずに、指にひび割れができても頑張れるのは、その仕事が『好きだから』だと思うのです。僕は美容外科医ですので、技術という商品を提供するという意味では美容師さんと同じ職人でもあります。
手術を毎日していると、縫合作業を繰り返すことによって指にできたまめが痛んだり、手術中に同じ姿勢を維持することで首や腰、背中が痛くなったり、美容外科の手術は細かい作業が基本ですから目の奥が重く感じたりと、色々な症状が出たりするのですが(笑)、それをつらいと感じたことはありませんし、しんどいからちょっとは休みの日が欲しいと思ったこともありません。僕たちの患者さんは、フォレストクリニックを受診しようと決心して、治療を受ける勇気を出して、安くはない治療費を払って、仕上がりまでの期間を待ってくださっているのですから、それに比べれば僕の苦痛なんていうのは何でもないことであって、お金を頂いて治療を引き受けている以上は、不平を言ったりコンディションが悪いと言い訳するのはプロとして格好が悪いと思うのです。そして何より、僕は今の仕事が好きで好きでしょうがないですし、楽しくて楽しくてしょうがないですから、いくらでも頑張れるんです。仕事を楽しいことにしてくれているのはフォレストクリニックを選んでくださった僕たちの患者さんですし、患者さんに値打ちのある医療とサービスだったと評価してもらえるものをこれからも提供したいと思っています。