謹製:心をこめて作ること。
手術は製品ではありませんが、僕は心をこめて僕たちの患者さんの手術を
担当させてもらっています。
患者さんによって希望が違います。生活環境(ライフスタイル)が違います。体質が違います。
この手術は、こういう風にやって、そのあとはこういう経過、結果になりますというのは美容外科の教科書を見れば載っています。教科書通りにやれば患者さんが喜んでくれるというなら、各治療についてのプリントを作っておいて『これ、読んでおいてください』と渡すか、もしくは、僕からは軽く説明しておいて、詳しくはカウンセラーさんから説明しておいてもらえばいいことになります。だけど、そういう治療方針で良いと考える人はフォレストクリニックには来ません。
だから、フォレストクリニックにはカウンセラーは一人もいません。
フォレストクリニックでは、カウンセリングで治療についての説明もしますが、その患者さんに合った治療計画を立てられるように、色々なことを僕のほうからも質問しています。
手間もかかりますし、患者さんにとっては面倒かもしれないのですが、その患者さんが最終的に
『フォレストクリニックで良かったな』と思ってもらえるように、その患者さんのための治療計画を立てることがまず第一なんですね。
手術後に腫れる治療があります。
腫れの度合いは、患者さんの体質や患者さんの受け取り方によって決まる部分がとても大きいですから、カウンセリングでいくら話し合いをしても、僕たち医師はある程度予測して説明することはできても、正確に予測して当てることは残念ながらできません。
だから、腫れが一番の心配事という人には時間的な余裕がある時期に治療を受けてもらうことが一番大事ということになります。
ですので、どの患者さんにも『大丈夫大丈夫。心配しすぎですよ〜』とは言えません(笑)
痛みに弱いという患者さんもいます。
痛みの感じ方も個人差が大きいですから、手術後に患者さんから『思っていたほどではなかった』と言ってもらえるように、痛み対策を万全に行うようにしています。
クリニックとしては、待合室がいつも満員で、患者さんの待ち時間が長くなったとしても、
たくさんの人に来てもらえるほうが経営的には助かるのが事実なんです(笑)
ジャンジャン患者さんの治療をこなしていけばいいのであれば、治療費を安くすることも可能になります。だけど、患者さんの顔も覚えられないほどの治療を引き受けると、治療の質は絶対に落ちてしまうと思うんです。手術は工場で作る工業製品ではなくて、いわば、オーダーメイドの手作り商品という感じですから、大量生産方式では患者さんは喜んでくれないと僕は考えています。
流れ作業的な治療でも、それを不満には思わずに喜んでくれる患者さんも中にはいると思うんですが、フォレストクリニックにはそういう考えの患者さんは来ないんですよね(笑)
受ける前も受けた後も安心したいから、ちゃんとやって欲しいと考えてくれている人が来てくれていると思っています。期待されているんだから、ちゃんとやろうと心から思えます。
だから、フォレスト謹製です(笑)
カウンセリングの時も、手術の時も、手術が終わってからも患者さんに安心してもらって、僕らの患者さんのために僕たちが楽しい気分で一生懸命になれるほうがいいと思っています。
新しく入って来てくれたスタッフには、はじめに僕からこう言うんです。
『ここでは自己満足の優しさとかサービス心で仕事をしないようにしてください。
自分がやりやすいことは頑張るけど、難しいことは言い訳するとか。
患者さんが払ってくれた費用以上のものを提供して患者さんに喜んでもらって、僕らが誇りをもって自分たちの仕事を自慢できるような、そういう仕事人になれるように時間がかかってもいいから頑張っていけばいいんです。それができたらかっこいいですよ』
なかなかわかってくれる人も少ないんですが(笑)、それでも頑張ってついてきてくれるスタッフに感謝です。それと、フォレスト謹製を続けさせてくれているのは、フォレストクリニックで治療を受けてくれている患者さんですから、これからもフォレスト謹製方針で頑張っていけるように引き続きお願いいたします(笑)。僕らは、皆さんに『私はフォレストクリニックのお得意さんです』と自慢してもらえるような、かっこいいクリニックを目指して頑張り続けます。

