平屋の家の外観・内装・間取りを【実例画像付き】で解説

軒のある平屋 外観2(フリーダムアーキテクツデザイン)

かっこいい家と聞いて「平屋の家」を思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。

広い敷地面積にドーンと建てられた「平屋の家」はそれだけで絵になりますし余裕を感じられます。この「余裕」こそが平屋を「おしゃれな家」たらしめていると言えるでしょう!

このページでは平屋の家の特徴やメリット・デメリットをまとめるほか、平屋の家の外観・内装・間取りの実例画像をたくさんピックアップしていきます。

当ページをご覧になれば、おしゃれな平屋のイメージが固まるはずです!

平屋の家とは

「平屋」とは1階だけで構成されたワンフロアの家のことを言います。

平屋の家は敷地面積をぜいたくに使うということでもありますので、都市部の狭小地などでは満足できる総床面積を確保できないケースも多いため注意が必要ですが、敷地に余裕がある場合はすごく魅力的な選択肢ですよ。

広い敷地面積にドーンと構える平屋造りのマイホームはそれだけで「余裕」を感じられる住まいです。

広い敷地面積を確保できるなら、庭にも芝生を敷き詰めたりウッドデッキを敷設したり…外構にこだわるのも素敵ですよね。

それに平屋の家はかっこいいだけではなく生活がしやすい点も大きなメリット。

平屋は2階がありませんので、必然的に上下の移動がなく非常にラクで効率の良い生活動線を確保できます。2階、3回への上下移動がないのは年配の方はもちろん、子育て世代にも嬉しいですよね!マイホームは長く住むことが大前提の住まいですので、老後のことまで考えてラクな生活動線の平屋を選択する方もたくさんいらっしゃいます。

ちなみに平屋は、1階だけと言ってもスキップフロアや中二階などで立体的な間取りを実現することは可能です。ただし、スキップフロアなどを造るとせっかくの「上下移動のない住まい」という平屋のメリットが失われますので、その点はご注意を。

ただし、やはり1階だけで構成する平屋は隣地との距離が狭い場合などは日当たりやプライベートな空間を確保することが難しいケースもありますので、都市部で平屋を建てる場合は慎重に判断すべきでしょう。

平屋の家の外観・内装・間取りの実例画像

文章で説明するよりも、実際に平屋造りの家の実例をご覧になった方がイメージしやすいでしょう。この項目ではさまざまな平屋の家の外観・内装・間取りの実例画像をピックアップしていきます。ぜひ参考にしてみてくださいね!

平屋の家 外観(フリーダムアーキテクツデザイン)

平屋の家 外観1(フリーダムアーキテクツデザイン)
平屋の家 外観2(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】

全国規模でデザイナーズ住宅を手掛けるフリーダムアーキテクツデザインが手掛ける平屋の家です。広い敷地面積にどっしりと佇む平屋の家はただそれだけで絵になるものですが、ムダをそぎ落としたシンプルモダンのフォルムがさらに優美さを表現しています。無機質でクールな外観に、軒天の木目で暖かみをプラス。これぞまさに「おしゃれな平屋」のお手本というようなデザインですね。

軒のある平屋住宅 外観(フリーダムアーキテクツデザイン)

軒のある平屋 外観1(フリーダムアーキテクツデザイン)

軒のある平屋 外観2(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】

こちらもフリーダムアーキテクツデザインの手掛けた平屋の家です。さまざまな大きさの軒をもつことが大きな特徴で、浅い軒の部分は夏の直射日光を和らげつつも室内を明るくし、深い軒のある部分は中と外がつながるアウトサイドリビングのような役割を担います。コンクリートの開いたデッキと内部空間の段差をなくしフラットにすることで、より「中と外の境界」を曖昧にしています。室内と室外が違和感なくつながるシームレスな空間を楽しめる平屋です。見た目がおしゃれなだけでなく、常に外の空気感を感じられる生活ができる点も素晴らしいですね!

ジーヴォΣプレミアム平屋 外観(ダイワハウス)

ジーヴォΣプレミアム平屋 外観(ダイワハウス)
画像出典:ダイワハウス【https://www.daiwahouse.co.jp/】

こちらは大手ハウスメーカー「ダイワハウス」の上位グレードモデル「ジーヴォΣプレミアム(平屋タイプ)」です。6寸勾配の大きな切り妻屋根はまるで輸入住宅の大屋根のようなインパクトがありますね。彫りの深い屋根により豊かな陰影を生み出し、また屋根の黒と外壁の白のコントラストがモダンな印象を与えます。重心の低いどっしりとした平屋とインパクトある勾配屋根が非常にマッチしておしゃれですね!

平屋の家 外観 内装(住友林業)

平屋の家 外観1(住友林業)

平屋の家 外観2(住友林業)
画像出典:住友林業【https://sfc.jp/】

木造専門の大手ハウスメーカー「住友林業」の平屋作りの家です。広い敷地にどっしりと佇む平屋は堂々と落ち着いた雰囲気で重厚感バツグン。深い軒の和モダンスタイルで、木目の軒天とフェンスによってナチュラルな雰囲気も醸し出しています。

またフェンスの中はL字に続く広々としたウッドデッキ。室内とウッドデッキの高さをフラットに揃えることで中と外のつながりを曖昧に。室内をより広く感じる効果があります。また木造住宅では難しいとされる部屋の角まで続く大開口の窓。これは高い耐震性を誇る住友林業だからこそ可能な技術でもあります。開放感のある平屋は素晴らしくおしゃれです!

開放感のある平屋デザイン住宅 外観(株式会社Style Design)

開放感のある平屋の家 外観1(スタイルデザイン)

スタイルデザイン 開放感のある平屋2
画像出典:株式会社Style Design【https://www.style-design-house.com/】

茨城県の建設会社で、建築家やデザイナーのプランニングをオーダーできる「株式会社Style Design」の手掛ける平屋のデザイン住宅です。シンプルモダンのフォルムと白色で統一されたカラーが青空や植栽の緑と素晴らしいコントラストを生み出しています。コの字に作られたウッドデッキの中庭スペースも開放感があって素敵ですね。

カナダ風輸入住宅の平屋 外観(セルコホーム)

輸入住宅の平屋 外観(セルコホーム)
画像出典:セルコホーム【https://selcohome.jp/】

こちらはカナダ風の輸入住宅をメインに手掛けるセルコホームのブリックスタイルの平屋の家です。輸入住宅と平屋の相性もバッチリですね!レンガタイルのレトロ感、そして重心の低い平屋のどっしり感が相まって堅牢な雰囲気があふれています。輸入住宅を平屋で建てる選択肢も非常に魅力的です。

ウッドデッキのある和風平屋の家 外観(和田組)

和風の平屋 外観1(和田組) 和風の平屋 外観2(和田組)

画像出典:和田組【http://wada-gumi.jp/】

こちらは広島県の建設会社「和田組」が手掛けた平屋の家です。深い軒とウッドデッキが印象的な和風の平屋造りで、黒い外壁と木目のコントラストが素敵ですね。開放感のあるウッドデッキとつながるオープンなリビングは開放感いっぱいです。

デザイナーズ平屋住宅 外観(フリーダムアーキテクツデザイン)

デザイナーズ平屋住宅 外観(フリーダムアーキテクツデザイン)

デザイナーズ平屋住宅 内装(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】

こちらはフリーダムアーキテクツデザインが「とにかくかっこいい平屋住宅を」というオーダーで設計した住まい。家に壁が突き刺さったような外観がとにかく目を引くデザインです。突き刺さっているように見える5枚の壁はそれぞれに質感が異なるため、それもおしゃれ感をアップしています。またこの壁は内部にもつながり建物全体の空間を構成しています。とにもかくにもフォトジェニックでおしゃれな平屋住宅です!

平屋の家のメリット

それでは、次に平屋の家のメリット(良いところ)とデメリット(悪いところ)についてもっと詳しくみていきましょう。

まずは平屋の家のメリットから解説していきます。平屋の家のメリットは以下の通りです。

平屋の家のメリット
  • 上下移動がなく生活しやすい
  • お年寄りから子供まで安全な暮らし
  • 設計の制限が少なく開放的な間取りが実現しやすい
  • 重心が低いため地震や台風に強い
  • 階段のスペースを考えなくていい
  • メンテナンス費用が安い

それでは順番に平屋の家のメリットを解説していきますね。

上下移動がなく生活しやすい

「平屋の家」最大のメリットは「上下階への移動がない」という点でしょう。平屋はワンフロアのみ(1階のみ)で構成された住まいですので、必然的に上下の移動がありません。上下の移動がない住まいは非常にラクな生活動線・家事動線を確保しやすいです。特にお年寄りや子育て世代の方は「階段がつらい」という方も多いでしょう。

また、若いうちは上下階への移動もそこまで苦に思わない方が多いですが、マイホームは10年、20年、30年と長く住むのが大前提。年を取った時の生活のしやすさを考えあらかじめ平屋の家を建てる方もたくさんおります。いずれにしても平屋は楽な生活動線を確保しやすいのが大きなメリットと言えるでしょう。

お年寄りから子供まで安全な暮らし

家庭内でもっとも命の危険があるのは「階段からの転落事故」です。特にお年寄りやお子様、妊婦の方などは階段から足を踏み外すことが命に関わる重大な事故になってしまう可能性もあります。上下移動のない平屋は、お年寄りからお子様まで安全な生活ができる住まいと言えるでしょう。

設計の制限が少なく開放的な間取りが実現しやすい

平屋はワンフロアのみで構成される住まいで、重心が低く建物のさまざまな制限が少ないのもメリットの一つです。

2階建て、3階建ての家に比べて「平屋の家」は、「大空間リビング」や「高い天井高」や「大開口の窓」など自由度の高い間取り設計も実現しやすいです。設計自由度が高く、開放的な間取りが得意な点も「平屋の家=おしゃれな家」としてイメージされることが多い理由なのかもしれませんね。

階段のスペースを考えなくていい

2階建て、3階建ての建物の場合、家の中に必ず「階段のスペース」を設けなくてはなりませんが、平屋の家はワンフロアしかありませんので、階段のスペースを考えなくてもOKです。家の階段は、およそ1.5~2.5畳ほどのスペースを必要としますので、階段を設けないだけでリビングや居室などの居住スペースを広く確保することができます。

重心が低いため地震や台風に強い

平屋は1階のみのワンフロアで構成された建物のため、2階建て、3階建ての住宅に比べて重心が低く建物のトータル重量も軽いです。

建物は重心が低く総重量が軽いほうが地震や台風などの外力に強い設計と言えます。もちろん2階建て、3階建てでもきちんと耐震等級を取得している建物であれば問題はないはずですが、比較するとやはり平屋は相対的に地震や台風に強いと言えると思います。平屋はそもそも重心が低く地震に強いからこそ、建物の制限が少なく開放的な間取りが実現できるとも言えますね。

メンテナンス費用が安い

マイホームは10年、20年、30年と長く住むことが大前提。長く住めば必ず外壁や屋根の塗装などなにかしらのメンテナンスが必要になります。平屋は1階のみのため、高い足場を組むこともないのでメンテナンス費用が安上がり。平屋外壁塗装や屋根のメンテナンス費用などが安く抑えられるのも大きなメリットです。

平屋の家のデメリット

平屋の家はたくさんのメリットがありますが、メリットしかないわけではありません。理想のおしゃれな家を建てるためには、好みの家のスタイルのメリット・デメリットの両面を把握することです。良い点、悪い点の両方を把握することで、より自分の好みに合う理想の住まいがイメージできるはずです。

次は平屋の家のデメリットをピックアップしていきます。デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

平屋の家のデメリット
  • 価格(建築コスト)が高い
  • 狭小地には向いていない
  • 日当たりが確保しにくい
  • プライベートな空間が確保しにくい
  • 水害に弱い(避難できる高所がない)

価格(建築コスト)が高い

平屋は1階のみで構成される住宅のため、価格(建築コスト)も安いと思われがちですが、実は同じ面積の2階建て、3階建ての建物に比べると平屋の方が価格(建築コスト)は割高です。

これは、住宅の建築コストのなかで特に高いのが「基礎」と「屋根」だからです。平屋は1階のみで構成される住宅のため、2階建ての建物と同じ延べ床面積を実現するとなれば2階建ての建物の2倍の基礎・屋根面積が必要になります。

もちろん平屋の方が階段やバルコニーなど、必要ない造作も多数ありますので、それらの面ではコストカットができますが、建築コストが高めの基礎・屋根の面積をたくさん必要とすることが平屋の家が割高と言われる所以でしょう。

狭小地には向いていない(広い敷地面積が必要)

狭小地でマイホームを建てる場合、平屋はあまり向いていない選択肢と言えるでしょう。
平屋は2階建て、3階建ての建物に比べてかなり建物の高さが低いため、狭小地などで平屋造りの家を建ててしまうと隣地との距離も近く圧迫感を感じやすいからです。また、他人の視線を遮る工夫も狭小地では難しい場合が多いでしょう。

平屋は敷地面積をぜいたくに活用する住まいです。広い土地を確保してこそ、おしゃれな住まいを演出できると考えましょう。もちろん広い敷地面積を確保できれば、採光も取り入れやすいですし他人の視線を遮る工夫も容易です。

日当たりが確保しにくい

平屋は1階のみで構成された住まいですから、2階建て、3階建ての建物に比べると高さがありませんので、周囲の住宅と距離が近いと日当たりが確保しにくいです。日当たりを確保するためにも、平屋を建てる場合は広い敷地面積が確保したいところですね。

また平屋で部屋数が多くなれば、外周壁に接しない部屋を造るケースもあります。外周壁に接しない部屋では天窓などを設置するなどの工夫をしなければ採光を確保するのは難しいでしょう。

プライベートな空間が確保しにくい

平屋の家は上下階への移動がないため、非常に楽で効率のよい生活動線を確保しやすい住まいです。これは大きなメリットですが、上下階への移動は家族間でのプライベートを確保するという側面もあります。平屋では家族全員がワンフロアで生活するため、家族同士のプライベートを守るためには間取りの工夫が必要と考えておきましょう。

水害に弱い(避難できる高所がない)

2階建て・3階建ての家は万が一水害の被害に遭っても、高所に避難することはできます。家具や家電などを高所に一時的に避難させることもできるでしょう。しかし、平屋の家は平屋の家はワンフロアのみで構成された住まいですので2階、3階がありません。もし万が一水害被害に遭ってしまったら避難できる高所がありません。もしも床上浸水してしまえば、家の中全てが水浸しになってしまいます。

近年では大規模な台風も頻繁に発生しており、床下浸水・床上浸水の被害なども数多く報告されています。川の近くや低地、盆地など水害に弱い地域にマイホームを建てる場合は、平屋の家にするかどうか慎重な判断が必要といえるでしょう。

おしゃれな家 平屋の家のまとめ

平屋の家は、上下の移動がなく楽で効率のいい生活動線を確保しやすい人気の住宅スタイルです。特に広い敷地を確保できる場合には魅力的な選択肢ですよね。

広い敷地にドーンと建てられた平屋造りの家は落ち着いた雰囲気がありながら、高級感も演出できるおしゃれな家です。

平屋の家は楽な生活動線を確保できるうえ、重心が低いため2階建て、3階建ての建物に比べて設計自由度に優れるなど多数のメリットがありますが、水害に弱い・建築コストが割高などのデメリットもありますので、メリット・デメリットの両面を理解したうえで慎重な判断が必要です。

近年の平屋人気にあやかりハウスメーカー各社も「平屋」にはチカラを入れている会社が多いです。平屋の家を得意としているハウスメーカーはたくさんありますので、ぜひ比較検討してみてください。

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